【FP3級】医療費控除のポイント3つ【タックスプランニング/受験対策】

Money Plan【FP】

悩める人「FP3級の試験勉強をしているけれど、医療費控除の部分が覚えにくい、、、。 試験に出るポイントを分かりやすく教えてほしいな。」

このような悩みにお応えします。

この記事の内容

  • 医療費控除とは【概論】
  • 医療費控除の重要ポイント3つ

上記を押さえておけば、FP3級の試験対策としては十分です。
医療費控除は私生活でも活かせるので、しっかり理解しましょう( `ー´)ノ

こんにちは、
TOMO(@Tomo___san_2525)です。

この記事を書いている僕は、独学でFP2級を取得しました。

現在は、FP1級の試験合格に向けて猛勉強中です。
また、きんざい(金融財政事情研究会)の正会員として、常に知識をブラッシュアップしています。

医療費控除は、FP3級でも2級でも出題されます。
合格のために重要なポイントです。

少しややこしく感じるかもですが、、、。
しっかり理解すれば、確実に点を取れる項目です。

なおかつ、医療費控除は個人の節税にも役立てることができます。
この記事でばっちり覚えておきましょう。

更新情報(2020年7月17日)

記事をより見やすくリライトしました。

医療費控除とは【概論】

医療費控除とは

まず、医療費控除とは何かを簡単に理解してしまいましょう。

【医療費控除の概要】
その年の1月1日から12月31日までの間に自己または自己と生計を一にする配偶者やその他の家族のために医療費を支払った場合において、その支払った医療費が一定額を超えるときは、その医療費の額をもとに計算される金額の所得控除を受けることができる。

上記のとおりです。

分かりやすく言うと、、、。

生計が同じ家族全員分の医療費の合計が、ある一定額(10万円が基本)を超えた場合に、超えた部分の額を所得から控除できる制度です。

例えば、サラリーマンのお父さん(給与所得500万円)と、パート(給与所得100万円)のお母さん、そして小学生の子供の3人暮らしの家族なら、3人全員分の医療費を合計できます。
そしてその額が10万円を超えていれば、その分は所得から控除が可能です。

「扶養」とは関係なく、生計が一なら合計できる

ポイントとして、「扶養」とかの概念とは一切関係なく、生計を一にしていれば医療費控除の対象となる家族に当てはまります。

例えば、夫と妻がどちらも会社員(年収130万以上)の場合には、扶養の関係ではないですよね。
しかし、医療費控除については2人分を合計して使うことができます。

よくある質問:『「生計を一にする家族」ってなに?』

日常生活で、資金を共有している家族のことです。

勘違いしがちな点として、「一緒に住んでなきゃダメなんでしょ?」というものがありますが、、、。
別居でもOKですので覚えておきましょう。

例えば先ほどの3人家族の例で、息子が大学生になって1人暮らしを始めたとしても、毎月一定額の仕送りをしていれば、日常生活の資金を共有しているので「生計を一にする家族」だと判断されます。

別居だからといって、医療費を合計できないわけではないので注意しましょう。

医療費控除の重要ポイント3つ【FP試験によく出る】

医療費控除の重要ポイント3つ

下記のとおりです。

  • ポイント①|対象となる医療費を覚える
  • ポイント②|医療費控除額の計算方法を覚える
  • ポイント③|セルフメディケーション税制について覚える

上記です、
ココを押さえれば、FP3級の試験では落とす心配はないはずです。

順に解説していきます。

ポイント①|医療費控除の対象となる医療費【レシート取っておこう】

大きく分けて4種類あり、以下です

  1. 診療費、治療費、妊婦の定期健診
  2. 通院にかかる公共交通機関の代金
  3. 入院の場合の部屋代、食事代
  4. 医薬品の購入費

上記のとおり。

FP3級の試験では、医療費控除の対象かどうかを問われる問題がよく出ます。
上記を暗記しつつ、「例外」をいくつか覚えておきましょう。

例外①:健康診断の費用は、基本的にNG

健康診断を受けただけの場合、その費用は医療費控除の対象になりません。

ただし、その健康診断で何か病気が見つかり、その治療を行った場合には、その治療費だけでなく健康診断の費用も医療費控除の対象になります。

例外②:美容整形の費用は全てNG

病院で治療を受けたものであっても、美容整形のための治療代などはNGです。

例外③:自家用車のガソリン代はNG

「公共交通機関」しか、医療費に含めることはできません。

  • バスや電車 → OK
  • 自家用車 → NG
  • 駐車場代 → NG

上記のとおりです。

例外④:医薬品でも、サプリやビタミン剤、健康ドリンクはNG

医師の処方箋だけでなく、薬局で購入した医薬品も医療費控除の対象になります。

しかし、サプリなどの「治療目的ではない」モノはNGです。
漢方薬とかも基本的にNGですね。

ポイント②|医療費控除額の計算方法【10万円と200万円がカギ】

計算方法は下記です。

控除額 =(医療費-給付金などで補填される金額)- 10万円
※「給付金などで補填される金額」とは、健康保険から給付される出産育児一時金や、生命保険の入院給付金など。

上記のとおり。

言葉に表すと、下記のとおりです。

ニホン「実際に支払った医療費が10万円を超えるなら、超えた分が医療費控除の控除額になるよ」

上記です。

例えば、1年間に支払った医療費の合計が30万円、生命保険からの給付金が5万円あったとしたら、計算式は下記です。

控除額 =(30万円-5万円)- 10万円 = 15万円

かんたんですね。

医療費控除額の上限は200万円

実際に支払った医療費が210万円を超えると、控除しきれなくなります。

総所得金額が200万円未満の場合、計算式が変わる

ようは、給料が安い人はカワイソウなので、少しだけお得になっているってことです。

下記です。

控除額 = (医療費-給付金などで補填される金額)- 総所得金額の5%相当額

上記のように計算式が変わります。

例えば、総所得金額が180万円の場合、本来10万円を差し引くべきところが「9万円」になります。
つまり、9万円以上医療費を使えば、控除が受けられるってことです。
少しだけ、ハードルが下がっていますね。

ポイント③|セルフメディケーション税制【新しい医療費控除のカタチ】

新しく創設された、医療費控除の別バージョンです。

概要は、下記のとおり。

H29年1月1日からR3年12月31日までに支出した一定のスイッチOTC医薬品の購入金額のうち、年間で12000円を超える部分の金額について、総所得金額から控除できる(控除額は88000円を限度とする)。これは、従来の医療費控除との併用はできない。

上記のとおり。

カンタンに言うと、

ニホン「薬局とかで指定の医薬品を買った金額が年間12000円を超えたら、その分は所得から控除してもいいよ!」

という制度ですね。

しっかり予防する人を優遇する制度です

これまでの医療費控除は、病気や怪我になってしまった人に対して節税効果をもたらすものでした。

病気や怪我になって、それを治すために「医療費」を支払った場合に、控除が受けられる。
ということは、病気にならず医療費が0円の人は、恩恵が得られなかったわけです。

いっぽうセルフメディケーション税制は「健康の維持や疾病の予防を行う人を対象とした節税制度」です。

FP3級試験では、セルフメディケーション税制の上限金額などについて問われます。

あとは、「医療費控除とセルフメディケーション税制は、併用できる」という引っ掛け問題とかですね。答えは×です。

よくある質問:『スイッチOTC医薬品ってなに?』

ちなみに、スイッチOTC医薬品とは、下記です。

解熱鎮痛剤や胃腸薬、頭痛薬などのいわゆる「常備薬」のうち、安全性が高く一般の薬局でも販売できるもののこと

上記です。
種類が山ほどあります。

詳しく知りたい方はAnswers(アンサーズ)のホームページへどうぞ。

※なお、「〇〇(薬名)はスイッチOTC医薬品である」の正誤を問う問題などは出ませんので安心してください。

ということで、今回は医療費控除のポイントについてまとめました。

他にも、FP3級合格に役立つ記事をいくつかまとめてあります。
下記も読んでみて下さいませ。

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それでは、今回はこれで終わりです。
FP試験合格に向け、頑張りましょう!