消防士が一年目にやってはいけないこと【3つある/生き抜く方法】

悩める人「消防士一年目の新人です。これから消防士として人生を歩んでいく上で、何かアドバイスがあれば教えてください。」
こういった疑問にお応えします。
この記事の内容
- 消防士が一年目にやってはいけないこと3つ【過去の教訓です】
- 【結論】人生の大きな決断は、まだ早いかもです
- 消防士は、意外と辞めたい人が多い【誰もが抱えるリスクです】
この記事を書いている僕は、「元」消防士です。消防士になった時には、転職するとは思ってもいませんでしたが、、、。人生何があるか分からないですね。
現在は民間企業で働きつつ、独学でFP資格を取り、お金の相談業務をしつつ暮らしています。
さて、この記事では、主に消防士一年目の人が「私生活でやってはいけないこと」にフォーカスして解説していきます。
めっちゃ偉そうで申し訳ないのですが、、、
上記ですね。けっこう、役に立つと思います。3000文字ほどでサクッとまとめました。
※この記事では、消防士の具体的な仕事内容(放水の仕方とか、消防車の運転の仕方とか、上司との付き合い方とか)にはほぼ触れていません。
とはいえ消防士一年目だと上記に関しても気になると思うので、そういう方は他の記事を読んでみてください。
»消防士の仕事内容の真実を話します【メインは「火消し」ではない】
»初めての火災出動!新人消防士が気を付けるポイント5つ
消防士が一年目にやってはいけないこと3つ【過去の教訓です】
いきなりですが、消防士一年目に下記の3つはNGです。
- お金を使いまくる【まだ早いです】
- 結婚を前提に交際する【まだ早いです】
- マイホームを検討する【まだ早いです】
上記です。
『俺の勝手やろそんなの』
と思う人も多いかもですが、、、。事実、僕は上記3つが原因で、かなり後悔しましたので。
理由は、上記で示した通りです。
これに尽きます。
言い換えると「まだ、消防士としてずっと生きていける保証がないので、大きな決断はしないほうが良い」です。
一年目でやる気も満ちているところ申し訳ないですが、実際に僕は消防士が嫌になり、辞めて民間で働いています。あなたも、そうなる可能性はゼロじゃないですよ。
【結論】人生の大きな決断は、まだ早いかもです
少し、例を出しますので、一緒に考えてみてください。
例えば上記のような人生。
消防士には結構ありがちでして、全然不可能ではないです。というか、上記はほぼ僕です(笑)
けっこう「教科書どおりの人生」でして、一般的にはここがゴールだと考える人も多いかと。
とはいえ消防士一年目から上記のような人生を目指すのは、さすがにリスクが高すぎますよ
理由は、下記です。
- 消防士を辞めたくても、もう辞められない
- 消防士が嫌でも、家族とローンのために身動きが取れない
- 休みが多いのに、お金がないので何もできない
消防士一年目では、まだ消防という仕事がどんなものか理解できていないはず。
結論、辞めたくなる可能性が圧倒的に高いですよ。
そうなったときに、独身で貯金があるのと、妻子持ちで借金があるのとでは、人生をやり直せる確率が圧倒的に違います。
消防士は人生の決断が早すぎる【若くして結婚・出産・マイホーム】
消防士は、結婚が早いと言われます。
理由はカンタンで、
- 安定しているというイメージ
- クビはないので、とりあえず心配はない
上記ですね。家族からの信頼もありますし、結婚相手からしても「おいしい」でしょう。
新型コロナの影響で、民間企業が大打撃を受けている現在も、消防士は公務員なので給料が下がることなく仕事ができています。
また、消防士はお金にもかなり自由が利きまして、
- 社会的信用が高い
- 金融機関がお金を貸してくれる
上記なので、20代でも3000~4000万円のローンが組めます。
こんな感じで、消防士になって間もない人でも、結婚して、マイホームを建てて、、、。といった「人生のゴール」みたいなものに余裕で到達できます。
とはいえ、それでOKなのは消防士であり続ける場合だけ。
消防士を辞めたいとか、自分には向いてないと感じた時に、妻子がいると動けないですよ。
その結果、屍のように死んだ目で、仕方なく働き続ける消防士がめちゃくちゃ多いので、、、。
是非とも、慎重になってほしいです。
消防士は、意外と辞めたい人が多い【誰もが抱えるリスクです】
正確には、「消防士を辞めたいけど、辞められない人が多い」ですね。
消防士を辞めたくなる主な原因は下記です。
- 体力的にキツイ
- 上司からのパワハラ
- つまらなくて飽きる
- 組織の方針に納得できない
このあたりがリアルです。
消防士一年目の皆さんの夢を壊すようで申し訳ないですが、、、。紛れもない事実だと思います。
参考記事
良い上司と、良い職場環境に恵まれて、少しでも楽しく前向きに消防人生を送れることを祈るばかりです。
このあたりはまさに「理想と現実のギャップ」でして、2~3年経つ頃には、大体分かってくるかと。
消防士1年目は、とりあえず「様子見」のほうが良いです
繰り返しですが、一年目ではまだ分からないことの方が多いからです。
- もしかしたら、消防士を辞めたくなるかもしれない
- 転職したくなるかもしれない
- 他のことに挑戦したくなるかもしれない
上記です。
とはいえ、一年目は必死なので、そこまで深く考えられないですよね。
そのリスクを犯すより、ある程度年数をこなして、今後も消防士としてやっていける見通しが立ってから、人生の大きな決断をすることを強くお勧めします。
辞めるなら、早いほうが良い【一年目なら余裕です】
当たり前ですが、人生をやり直すのは、早ければ早いほどチャンスがあります。
結婚したり、多額のローンがあると、決断が遅れがちです。
などと先延ばしにしていると、もう時すでに遅しですね。
消防士は、年数が経つごとに転職しづらくなる
理由は、下記です。
上記です。
結論、消防士として働くうえで身に付くスキルは、消防でしか使えません。
「潰しがきかない」と言われるのは、これが原因ですね。
年数が経てばたつほど、周りとのスキルの差は歴然になるので、決断は早いほうが良いです。
結婚やマイホームは「一生、消防士」と決意してからです
何度も言いますが、結婚やマイホームは、「消防士、なんか違うな」と思った場合に、決断を遅らせます。
消防士一年目はまだ「様子見」でして、仕事に集中しつつ独身を楽しむくらいのほうが良いですよ。
目安として、早ければ2~3年で大体のことが分かってくるかと思います。
2~3年後に、消防士として働き続ける覚悟を持てたのなら、素晴らしいことですね。いい消防本部と、良い上司に恵まれた証です。
その場合、公務員の「安定」は本物になるので、結婚して、マイホーム立てて、家族と幸せになるほうへ舵を切ればOKです。
見かけの「安定」に騙されると後悔します
最後に。
消防士が「安定」と言われるのは、
- 一生、消防士でいることが前提
- 一生、不満なく消防士でいることが前提
上記だと考えています。
もし、不満やストレスを感じつつも、家族やローンを言い訳に我慢して、嫌々ながら消防士であり続けるのであれば、それは「不安定な人生」です。
そのリスクが、消防士一年目ではまだ見えてこないはずなので、大きな決断は控えましょう。
消防士であり続けることも大切ですが、後悔なく人生を生き抜くことは、もっと大切ですので。
それでは、新人消防士の皆さんの幸福を願って、今日の記事を終えようと思います。