【決定版】消防士が持つべき資格|おすすめ9選【理由つき/2020年】

Firefighter

悩める人「消防士になる上で、取っておくべき資格を知りたいな。採用に有利なものとか、実際の仕事で使えるものとか。あとは、消防士が人生を豊かにするために挑戦すべき資格なんかも。理由と一緒に、まとめて教えてくださいな」

このような疑問にお応えします。

この記事の内容

  • 消防士が持っているべき資格【採用に有利編】
  • 消防士が持っているべき資格【仕事上有用編】
  • 消防士が持っているべき資格【人生を有意義にする編】

この記事を書いている僕は、「元」消防士。

現在は、民間で働いていますが、資格を取ったことでいつでも人生を切り開いてこれた実感があります。

この記事では、消防士が持つべき資格を9個、紹介します。

ネタバレすると、下記です。

  • 消防士の採用に有利なもの3つ
  • 消防士の仕事に役立つもの3つ
  • 消防士の仕事では学べないけど、人生視点で見ると必須なもの3つ

上記ですね。目的別に切り分けてみました。

僕は、すでに消防士を辞めていますが、、、。このうち7個の資格を取得しています。

実際に消防士として働き、資格を駆使して仕事をし、そして資格を取って転職した僕が選りすぐって9個に絞りましたので、かなり参考になると思います。

5000文字ほどにまとめました。この記事が消防士の人生の手助けになることを祈ります。

消防士が持っているべき資格【採用に有利編】

消防士が持っているべき資格【採用に有利編】

これから消防士になりたい人は、下記の3つを持っているとそれだけで採用に有利です。

  • 救急救命士
  • 大型自動車免許
  • 衛生管理者

上記です。

デメリットとして、普通の会社では、あまり使わない資格ですが、、、。

順番に見ていきましょう。

①:救急救命士

救急現場で、普通の隊員よりも高度な処置をするために必要な資格ですね。

  • 気管挿管
  • 静脈路確保
  • 薬剤投与

上記は、普通の消防士にはできないので、救急救命士の専門スキルになります。

救急救命士の取り方

結論、専門学校や特定の大学でしか取得できません。

救急救命士の国家試験には、受験資格が必要です。 まず大学入学有資格者(高校卒)で、指定された救急救命士学校または専門学校などの養成校(2年制)を卒業、もしくは、大学で1年以上公衆衛生学等13科目を修了し、指定校で1年課程を修了、医大等で公衆衛生学、臨床実習等を修了することが条件となります。

こんな感じで、学歴+専門の教育課程を修了しないと、資格試験を受けることができません。

詳しくは、救急救命士になるには|キャリアガーデンのサイトをどうぞ。

②:大型自動車免許

消防署には、大型の消防車や、救助工作車がありますので。

田舎の消防本部だと、強制的に取らされる可能性もあります。

逆に言えば、「消防士の必須資格」でして、持っているだけで採用に有利ですね。

【注意】普通自動車免許は、持っていて「当たり前」です

消防士は、自動車免許がないと100%受かりません。

というか、採用試験に申し込むことすらできないかもですね。

例として、僕が勤めていた消防本部では、

  • 普通自動車免許取得済
  • 普通自動車免許取得見込み

上記のどちらかでないと、申し込むことができませんでしたし、仮に「見込み」の人が4月1日までに免許を取れなかったら、多分採用取り消しになりますね。

クルマを運転してなんぼの消防士なので、普通免許は最低でも取っておきましょう。

大型自動車免許の取り方【教習所です】

当たり前ですね。

近くに教習所がある人は、そこへ通うもよし。

時間をかけずにサクッと取りたい人は、合宿免許がおすすめです。

このあたりに登録し、希望する合宿免許に申し込めば、最短2週間くらいで取れますよ。

第一種衛生管理者

意外かもですが、、、。
これ、100%採用に有利です。
衛生管理者のスキルとは、下記です。

  • 職場の労働環境の改善
  • 職場の衛生面の改善
  • 職員の健康管理など

上記をするために必要な資格で、50人以上の職員がいる職場では必ず選任しないといけないと決められています。
特に、労働環境や衛生面の問題は、消防士には常にあります。

詳しくは»【断言】消防士はストレスの多い仕事です【原因は3つ/対処法もある】の記事で触れたとおり。キツイ職場なので、、、。

採用する側としても、第一種衛生管理者を持っている人だとありがたいのは当然ですね。

衛生管理者を取るには

試験に合格する必要があります。

独学で勉強する場合、オンスク.JP あたりのWeb講座が安くてわかりやすいのでオススメです。

»オンスク.JPで「衛生管理者」の資格勉強を始めてみる

衛生管理者は1度取れば永久に使えるので、コスパは抜群です。

  • 労災
  • 過労死
  • パワハラ

こういったキーワードが世の中に蔓延する今の世の中にマッチした資格ですね。

採用に有利な資格=消防本部が喜ぶ資格です

つまり、下記です。

  • 消防士に必須のスキル
  • 毎年、消防本部がお金を出して資格を取らせているのが現状
  • 最初から持っている人は、めちゃめちゃありがたい

上記が本質です。

救急救命士とか、大型免許とか、衛生管理者については、絶対に一定数必要な資格ですので。

例えば、その消防署で大型免許を持っている人が1~2人しかいなかったらヤバいです。その人が病気で休んだら、救助工作車を走らせることができません。訴訟モノです。

これを防ぐために、消防本部で予算を取り、職員にお金を出して資格を取らせているのが事実でして、はじめから資格を持っていればその分消防本部のお金が浮くわけですね。

消防士になれれば、後からでも取れるかもです

採用試験、という関門さえ超えてしまえば、それからでも上記の資格は取れます。

特に、自分で救急救命士の資格を取りにいくのには、数百万というお金がかかります。

消防本部が少しでも補助してくれれば、かなりコストカットになりますね。消防士専用の学校(エルスタ)があるので、後からでも取れる場合があります。

とはいえ、一切補助してくれない本部や、そもそも予算を組んでいない本部もあるので、、、。

余裕があるなら、今のうちに取りたいですね。

消防士が持っているべき資格【仕事上有用編】

消防士が持っているべき資格【仕事上有用編】
下記の3つです。

  • 危険物取扱者
  • パソコン検定
  • 消防士の専門資格(JPTECなど)

上記です。消防士の実際の仕事に役立つ資格たちですね。

順に解説します。

④:危険物取扱者

消防士は、各種危険物に触れる機会がけっこうあります。

  • ガソリン
  • 灯油
  • 軽油
  • アルコール類

こんな感じですね。消防車がたくさんあるので、当たり前です。

これらの「危険物」についての理解を深め、正しく取り扱い、そして正しく「消火」するのに役立つ資格が、危険物取扱者です。

「乙4」は、消防士には必須です

「乙4」とは、危険物取扱者の中で1番人気の資格でして、ガソリンなどの可燃性液体の取り扱いに限定した資格です。

おそらく、消防学校で強制的に取らされます。とはいえ、今のうちから自分で取っておくと、その分消防学校がラクになります。

独学で余裕ですので、興味のある方はどうぞ。

≫オンスク.JPで「危険物乙4」を見てみる
»スタディングで「危険物取扱者」を見てみる

参考書はこちら。

⑤:パソコン検定

消防士の仕事には、パソコンでの事務仕事がめちゃくちゃあります。

そして残念ながら、消防士のPCスキルはマジで「ド底辺」です。

詳細は»【推奨】消防士はパソコンスキルを勉強すべき【効率化/当然です】の記事でお話ししています。

少しでもパソコンに詳しくなると、消防署の事務仕事のレベル程度は楽勝でして、かなり重宝される人材になれるかと。

いつまでもパソコンと格闘してばかりで、訓練も休憩もできない消防士にはなりたくないですよね。

あとは、私生活にも結構役立つので、個人的にはおすすめです。

»パソコン検定について詳しくはこちらから。

⑥:消防士の専門資格(JPTECとか)

ここは、消防士になってからでもOK。
具体的には、下記のようなものです。

  • JPTEC
  • ICLS
  • ITLS
  • AMLS
  • FFS
  • TRC
  • SWR

、、、。多分わけわからん人も多いかと(笑)

まあこんな感じで、たくさんの「専門コース」があると覚えておけばOK。

全部取る必要は無いです【おすすめを3つだけ紹介する】

あれもこれも、と努力するのはコスパ悪いです。

これらのコースは、正直「バカみたいに高い」のが正直なところでして、しかも独学で習得できるレベルのものもありますので。

  • 救急=AMLS
  • 火災=FFS
  • 救助=TRC

上記3つで十分です。

とはいえ、上記3つだけでも、30万とかしますからね。恐ろしい、、、。

できるだけテキストで、自分で勉強したほうが良いかもですよ。

消防士が持っているべき資格【人生を有意義にする編】

消防士が持っているべき資格【人生を有意義にする編】

ここで紹介する3つは、ぶっちゃけ消防士の仕事とはあまり関係がないかもです。

とはいえ、僕はこの3つに挑戦したことで、今の生活があると思っています。

下記です。

  • ファイナンシャルプランナー
  • ITパスポート
  • サービス接遇検定

上記の3つ。

消防士は「世の中」から置いていかれがち【資格で追いつくしかない】

なぜ僕がこれらをおすすめするかと言うと、、、。

  • 消防士は、一般的なビジネスマンが持つスキルを一切学べない仕事
  • 消防士を長年やると、世間の常識からかけ離れた人生になる
  • 特に、お金のこと・ITのこと・対人スキルのことは致命的

上記が理由です。

詳しくは»【結論】公務員はもはや安定とは程遠い職業です(目指さない/退職しよう)の記事でもお話ししたとおりですが、消防士は「マジでつぶしが効かない」です。

消防士としては優秀でも、社会人としての能力はゴミ、みたいなことが多いので注意です。

サクッと、3つを深掘りします。

⑦:ファイナンシャルプランナー

お金の教養に関する、唯一の国家資格です。

消防士は、お金のことを知らないです。リストラもないし、いくらでもローンが組めるので、お金に詳しくなくても生きていけるからですね。

とはいえ、それだと圧倒的に搾取される人生なので、もったいないですよ。

ファイナンシャルプランナーについては、僕の人生に大きく役立っている資格でして、いくつかの記事で解説しています。

⑧:ITパスポート

これも国家資格です。

内容をざっくり紹介すると、下記のとおり。

  • 情報システムやネットワークの基礎知識
  • インターネットの基礎知識
  • 情報セキュリティの基礎知識

こんな感じですね。

これ、一見すると消防士とは「無縁」なのですが、人生とは切っても切り離せない資格ですよ。

消防士は、ITとか「新しいもの」を嫌う職場なので、ITの知識などなくても多分仕事はできます。とはいえ、今やビジネスにも私生活にもIT知識は必須でして、一般企業ではITの知識・スキルがないと100%出世は出来ない、とまで言われている時代です。

消防士をずっと続けるのは素晴らしいことですが、、、。

IT時代にIT知識を何も持っていないのは、ぶっちゃけ「ハズカシイ」です。

»スタディングで「ITパスポート」講座を見てみる

⑨:サービス接遇検定

この資格で身につくスキルは、下記のようなもの。

  • サービス業務の心構え
  • 対人心理の理解
  • 応対の技術
  • 態度やふるまい方

上記です。
結論として、消防士は世間知らずです。

年功序列で上司からの教えが厳しいので、マナーが身につくかと思いきや、その上司が世間知らずでマナーも知らないので、全然ダメですね。

サービス接遇検定を学んでおくと、世の中での正しい振舞いかたが理解できます。

消防署内ではテキトーでOKかもですが、これから年を取って、大人の付き合いが増えていく中で、マナー違反はダサすぎますので注意です。

»オンスク.jpで「サービス接遇検定」を見てみる

資格は、手っ取り早く人生を有意義にします【体験談】

もう1度、僕が消防士におススメする資格をまとめます。

消防士の採用に有利な資格

  • 救急救命士
  • 大型自動車免許
  • 衛生管理者

消防士の仕事上役に立つ資格

  • 危険物取扱者
  • パソコン検定
  • 消防士の専門資格(JPTECなど)

人生の役に立つ資格

  • ファイナンシャルプランナー
  • ITパスポート
  • サービス接遇検定

上記のとおりです。

消防士は、世間から見て「遅れている人/常識のない人」と思われたりします。

消防署の仕事では、普通のスキルや知識は身につかないからです。

とはいえ、消防士としての能力・資格も大事なので、、、。ようは、「バランス」ですね。

9つ全てを取れ、と言うつもりはありませんが、、、。

興味のある資格には、ぜひ早めにチャレンジして多く事をおすすめします。

資格は、あって困るものではない件

飲み会や、ゲームや、ギャンブルにお金を使うのも良いですが、それだけだと薄っぺらい人生です。

資格にちょっとだけ課金すると、急激に人生の視野が広がったり、新しい出会いがあったり、人より成長できているという喜びが得られたりします。

こういう意味で資格はコスパ抜群の自己投資だと思います。

資格試験に合格する、というゴールが見えているので、到達しやすいのもメリットですね。

興味のあるものに挑戦する、という軽い気持ちでOK。

この記事では何度も紹介していますが、オンラインで資格を学びたければ上記2つで間違いないです。ほぼすべての資格が網羅できます。

もちろん独学で、本を買ってコツコツ、というのも全然アリだと思います。

大人になってからの勉強は、楽しいです

子どものころ、勉強が嫌いだった人は、大人になってからも悪いイメージを引きずったままだったりします。

僕も子供のころは勉強が大嫌いでしたが、大人になってからは「勉強がけっこう好き」という状態になりました。

  • 子どもの勉強=やる価値が分からない/目的が分かっていない/やらされている感
  • 大人の勉強=自分で価値を見出せる/目的を持って挑戦できる/やるもやらないも自分次第

こんな感じで、全くの別物ですよ。

ゲームのレベル上げが楽しいのと同じで、自分を高めるのはめっちゃ楽しいです。

その結果、消防士を辞めて民間へ行き、収入アップとストレスフリーを両方手に入れることもできたので、ゲームで言えば「ほぼ全クリ」みたいな感じだと思っています。

【注意】消防士でしか使えない資格は、コスパが悪いです

最後に。

消防士を、一生続けるつもりでいるのならば、、、。
より一層「一見、消防士とは関係ない資格とスキル」を学んでおいたほうが良いですよ。

  • 消防士でしか使えない資格は、他から認められないのでコスパ悪い
  • 世の中の需要がある資格を取っておけば、万が一の際にも安心
  • 消防士と世の中との差は開くばかりなので、勉強が必須
  • 死ぬときに、『何も残っていない』という状態は悲しすぎる

上記のような感じでして、、、40代、50代の上司の人で「人生最高!」と心から言い切れるおっさんが少ないのが何よりの証明ですね。

»消防士が一年目にやってはいけないこと【3つある/生き抜く方法】の記事で、消防士のリアルを語っています。

幸いなことに消防士は休みが多いです。

身体を休めつつ、趣味に興じつつ、たまには資格勉強、みたいな暮らしをすることをおすすめします。

消防士として優秀な人生より、人間として優秀な人生を目指しましょう。

今回は以上です。