消防士の雑用には「ほぼ」意味なんてない件【断言/元消防士が語る】

Firefighter

 

「消防士になって数ヶ月。下っ端にふりかかる雑用がツラい、、、。面倒だし、サボると怒られるし。どう乗り切ればいいか教えてほしいな。」

 

こういった悩みにお応えします。

✅この記事の内容


  • 消防士の雑用には意味などない理由【3つある】
  • 本当に価値のある雑用とは
  • 意味のない雑用を強要してくる上司への対処法

この記事を書いている僕は、元消防士。現在は転職して、民間企業で働いています。

消防士を辞めたことで、何のしがらみもなく消防士についての記事を書けるようになりました。



✅この記事で皆さんにお届けするゴールは下記のとおり。


  • 消防士の雑用に意味がないことが分かる
  • 価値のある雑用とは何か分かり、実践できる
  • 雑用を強要してくる上司への対処法が分かる

 

結論、消防士の雑用には、ほとんど意味がないですよ。

消防士と民間は全然違う世界でして、僕は民間へ移って大正解でした。
とはいえ、消防士は今のところ世の中に必要な職業なので、応援しています。

若手で、雑用の重圧に悩んでいる人は、この記事を読めば少しは心が軽くなるかと。

5000文字ほどでして、4分ほどで読めるかと思います。ぜひお付き合いくださいませ。

 

✅消防士の雑用には意味などない理由【3つある】

消防士の雑用には意味などない理由

結論、若手の消防士がやらされている雑用、意味ないので辞めたほうが良いですよ。

理由は、下記の3つ。


  • ①:時間の無駄だから
  • ②:ただの「マウント取り」だから
  • ③:そのうち、やらなくなるから

 

上記です。

頭ではなんとなく理解できていても、上司が怖くて逆らえない、、、。という方も多いと思うので、この記事でマインドを整えて下さい。

それぞれについて深掘りしていきます。

 

理由①:時間の無駄だから

正直、この一言で片付くんですけどね。

雑用より、他にやるべきことがあるって話ですね。

例えば、時間の無駄でしかない雑用は、下記のようなもの。


  • 上司のためにコーヒーをいれる
  • 決まった時間にトイレ掃除をする
  • 全員分の食事を作り、皿洗いもする
  • 上司の頼みで、書類をホチキスで留める

 

こんな感じ。ハッキリ言って無駄すぎますね。

≫公務員と民間の違いは「利益追求の有無」です【公務員はツマラナイ】でも解説したとおり、消防士は24時間、とりあえず消防署にいればお金が貰えます。

なので、無駄な時間への恐怖心が無くなりがち。

今の僕から言わせれば、他人のために食事を作り、他人のために書類を整理するなんて、損失が大きすぎて冷や汗ものですよ。

 

✓雑用を頼まれるくらいなら、訓練やトレーニングするべき

1つのパターンとして、

新人消防士は、ヒマそうだから雑用をやらせる
上司に比べて、抱えている業務が少ないから、雑用をやらせる

こんなケースも多いかと。

これ、全くの逆ですよ。

身体の動く若手こそ、雑用なんかより訓練やトレーニングをさせるべき

ですので。

若手で、雑用ばかりやらされてツラい、、、。という人は、上司とは別行動をしましょう。


  • 『車庫で、車両資器材の確認してきます』
  • 『別の部屋で、ロープ結索の練習してます』

 

こんな感じでOKです。

 

✓いい上司は、自ら雑用をする【付いていくべき上司はコレ】

繰り返しですが、

若手には、雑用なんかより訓練、練習をさせるべき

上記の思考が、もっと根付くべきですね。

ぶっちゃけ、民間の世界では当たり前です。

例えば、一般企業において「良い上司」というのは、若手の意見に耳を貸し、挑戦を許し、失敗しても怒らず、責任を取ってくれる上司ですよね。

これを消防の世界で言うと、若手の能力を育てる環境を作ってくれて、ストレスのない勤務ができることになると思います。

『皿洗い?そんなの俺がやるから、軽く筋トレでもしてコンディション整えときな』

カッコいいおじさん消防士は、さらっとこんなこと言いますので。

とはいえ、正直当たり前すぎる話でして、、、。消防士が民間より圧倒的に遅れていることが分かるかと。

 

理由②:ただの「マウント取り」だから

雑用を強要してくる上司は、全員「マウントを取りたいだけ」ですよ。


  • 『ホチキス止めも大事な仕事だ』
  • 『食事作りも大切なスキルだ』
  • 『お前のためを思って、コレをやらせる』

 

こんな感じで、それっぽいことを並べてきますが、全てスルーでOK。

理由はカンタン。

自分がやられてきた仕打ちを、後輩にもしたいだけだから

上記です。

消防署は今も昔も年功序列なので、雑用という変な習慣がなかなか抜けません。

昔、上司に雑用を押し付けられた消防士が、今、押し付ける側の上司になってあなたの前にいるだけです。

雑用=ただの悪しき「風習」

雑用に、それ以上の深い意味や価値なんてないですよ。

 

✓例:食事を作るスキルなんて、なくてOK

全国的に、若手が全員分の食事を作る消防署って多いです。

これについても、


  • 『上手い飯を作れるのは消防士にとって必須のスキルだ』
  • 『集団生活のために、料理くらいできなきゃダメ』
  • 『スピーディに調理できることは、大切』

 

こんな感じで理由付けして、自分たちがラクしたい言い訳をしているだけです。

結論、料理なんてできなくても、消防士はやっていけます。

例えば、「援助隊として、2泊3日とかで寝泊まりするときに、料理作りのスキルが必要になる」とかって言われたことありますかね。
ぶっちゃけ、ほぼレトルトですからね。ガスコンロさえ使えればOKですよ。

 

✓後輩の作る飯にケチをつける上司は、無視でOK

若手消防士の悩み第1位じゃないですかね。

上司『メシがまずいぞ』

これです。

他にやるべきことが山ほどある若手の時間を奪って、自分の食べる飯を作らせておいて、そのくせ文句を言う、、、。

消防士として、というか人間として終わってますので。

あなたは、上司の飯を作るために消防士になったわけじゃないですよね。

飯なんてテキトーでOK。それこそレトルトだって良いんですよ。

「まずい」と言われたら、「はは、すんませ~ん」とでも返しておきましょう。

これまで、食事作りにかけていた時間を半分にして、訓練したり、体を休めたりしましょう。

無駄な時間を過ごしているほど、若手消防士はヒマじゃないですので。

 

理由③:そのうち、やらなくなるから

ここまで読んでくれた方は、


  • 雑用に、意味なんてない
  • 雑用よりも、他にやるべきことがある

ということが少しは理解できたかと。

それでも、『雑用も必要で、いい経験になる』というバカな思考が抜けない人もいます。

そういう上司は、決まって、

自分は、雑用を何もしない

上記です。これ、めっちゃ矛盾してますよ。

例えば、『雑用は消防士にとって必須スキルだから、やれ』と若手に行ってくる上司。
この上司自身は、今や何も雑用をしていません。本当に必須スキルなのであれば、自らも雑用をするはずですよね。成長のために。

結論、年数がたてば雑用をしなくなります。


  • 階級が上がる
  • 後輩が入ってくる

 

これらを条件に、雑用生活とはおさらばです。

それなら、最初からやらなくても一緒じゃないですかね。

 

✓無駄な雑用は、根本的に排除すべき

上司が今から変わるのは無理です。見捨ててOKです。

あなたが、今後入ってくる後輩のために、「雑用なんて、意味ないのでやらなくてOK」という風習を作ってください。

例えば、下記です。


  • 食事は、順番で作る人を回せばOK
  • 掃除は、20時から15分だけ、皆でやればOK
  • 書類整理は、個人でやること
  • コーヒーは、飲みたい人が自分で作れ

 

こんな感じ。当たり前すぎて、サブいですね、、、(笑)。

とはいえ、消防署は遅れているので、かならず反論してくる上司がいますが、、、。めげずに頑張ってほしいです。

諦めると、自分の環境は変わらないし、後輩の環境も変わりません。

もっと言うと、嫌な上司に、あなた自身がなってしまいますので。

 

✅本当に価値のある雑用とは

本当に価値のある雑用とは

ここからは、

『それでも、雑用をしないと上司に怒られるし、消防署に居づらくなる、、、。』

という若手消防士向けに書いていきます。

結論、どうせやるなら「本当に価値のある雑用」だけをしましょう。

すなわち、下記です。

自発的に、異変に気付いてそれを直す作業

上記です。イメージ湧きますかね。

例えば、床に誰かがこぼしたコーヒーの痕が残っているのに気づいて、拭くなどです。
他には、訓練用のロープがよれているのを直すとか、車両に汚れがついていたら洗うとか、デスク周りのゴミ箱が溜まっていたら捨てに行く、とか。

言われたことをやるのが雑用、という考え方ではダメでして、自分から気付いて行う雑用にこそ、価値がありますので。

 

☑自発的に、気づいて行動するのが「雑用」です

繰り返しですが、このあたりを意識しましょう


  • 車両は汚れていないか?→洗車する
  • 資器材は傷んでいないか?→修理・補修する
  • 事務室はキレイか?→整理整頓する
  • 庁舎に、今までなかった汚れはないか?→掃除する
  • 書類整理に追われている上司はいないか?→手伝う

 

こういった感じ。

大切なのは、「自発的」に「異変に気付く」ことでして、ただ言われたことをやる雑用には全く価値もなく、上司からの評価も得られませんよ。

例えば、毎日トイレ掃除を若手がやるのが習慣化している消防署では、ただトイレ掃除をするだけでは上司は何とも思いません。
それに加えて、トイレ外の廊下が汚れているとか、トイレットペーパーの在庫が少ないとか、「異変に気付いて対処」して初めて、価値のある雑用になります。

こういった雑用ができると、消防士として大きく成長できます。

プラスして、うざい上司からも何も言われなくなったり、間違ったことを言う上司に指摘することが可能になり、勤務がイージー化しますよ。

 

✓「気づく能力」が、消防士には1番大事

自発的な雑用から、「気づく能力」を養うことができます。

この能力は、消防士として活動する上では欠かせないものですね。

例えば、火災現場で自分と要救助者の命を守るためには、「異変に気付く能力」が必須です。
・ガス臭がする
・風向きが変わった
・さっきまでと煙の色が違う
こういった変化に気付いて対処できないと、相手はおろか、自分を守ることすらできないので。

雑用はあくまでも「いらないもの」ですが、どうせやるなら、このあたりを磨くという目的を持って、自主的にやってみるといいかもです。

 

✓言われたことだけをやる消防士は、ゴミです

火災や救急の現場で、思考停止して指示を待つだけの消防士は、使えないです。

指示に従いつつ、必要と思うことは自分から行う

これが、消防士のあるべき姿ですね。

1人で突っ走るのはNGですが、気づいたことを進言するのは、隊長としてもありがたいです。隊長も、全てを知っているわけではないし、全てに気付いているとは限らないので。

とりわけ、意味のない雑用ばかり押し付けてくる上司なんかは、現場でも使えないですよ。


  • 『〇〇やっといて』
  • 『次は〇〇やっといて』

 

こんな指示ばかりに従って、意味のない雑用をしている消防士は、現場でも意味のない存在になってしまうかもです。

 

✅意味のない雑用を強要してくる上司への対処法【無視or受け流しでOK】

意味のない雑用を強要してくる上司への対処法

結論、上司に変わってもらうのは無理なので、あなた自身の対処法が必要です。


  • 無理する
  • テキトーに受け流す

 

上記のどちらかですね。

間違っても、その上司に全て従ったり、泣き寝入りするのは辞めましょう。

せっかく消防士になったのに、その時点で無能への仲間入りですので。

 

☑ぶっちゃけ、うざい上司は無視してOKです

不安な方は、≫消防士の人間関係の悩みは「気にしない」が1番です(嫌われる勇気)の記事をどうぞ。

僕の話をすると、消防士5年目以降、うざい上司には敬語を一切使わず、無駄だと感じる雑用は無視しました。

嘘かと思うかもですが、、、。事実です。

もちろん、上司全員ではなくて、あくまでも意味のない雑用を押し付けてくるバカな上司3~4人に対してだけです。

幸運だったのは、この3~4人が周りからも嫌われていたことですかね(笑)おかげで、賛同者もいてくれました。

雑用至上主義の上司は、裏を返せばほぼ無能でして、周りからの信頼もないので、マジで無視して大丈夫ですよ。

 

☑適当に受け流して、時が経つのを待つのもアリ

無視ができないという人も、あまり深く考えすぎず、テキトーにこなしていればOK。

そもそも雑用に悩む、なんてのは意味不明でして、それこそ時間の無駄ですよね。

テキトーに返事して、テキトーに片付けて、さっさと自分のための時間を使いましょう。


  • 『先輩が怖いから、全部自分でやらなきゃ』
  • 『怒られたくないから、面倒だけどやらなきゃ』

 

こんなのは気持ち次第でして、視野が狭いですよ。

その怖い上司は、数年後には別の消防署へ異動かも知れませんし、あなたが来年異動かもです。

そんな一時的な人間関係のために、あなたが消耗する必要は一切ないですので。

≫【悲報】消防士のパワハラが無くならない理由(対処法は3つある)の記事でも話したとおり、消防署には今だにパワハラが蔓延しています。

大事なのは、相手に期待せず、自分の行動とマインドを正しく保つことですよ。

 

☑価値ある雑用をすれば、誰も文句は言わないです

悩んでいる人は明日の勤務から、ぜひ実践してください。

合言葉は、「言われる前に、自分から」ですね。

気づきの能力は、消防士としてだけでなく、世の中を円滑に渡り歩くためには必須です。

上司からの文句を避けられて、自分の能力も高められると考えれば、価値のある雑用ならまあ、アリかな~と思います。

 

✓雑用を利用してスキルアップしよう

最後に。

僕自身、民間で働いている中で、消防士時代の「価値ある雑用」の経験だけは役に立っているかなーと感じています。
『気が利くね~』と言われるのは、民間では収入アップの必須キーワードだったりするので。

 

「雑用に追われる」のは消防士として方向性に問題があるので、優秀な消防士になるための一歩として、「雑用を利用する」ことをおすすめします。

 

それでは、今回は以上です。

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