「消防学校がきつい…」←5つアドバイスする【余裕です/元消防士が語る】
『消防学校、きついんだろうな…不安です』
『消防学校、マジでキツイ。もう無理かもです、助けて下さい』
こういった悩みにお応えします。
✅この記事の内容
- 消防学校がきつい人へ|5つのアドバイス
- ぶっちゃけ、消防学校は「余裕」です
この記事を書いている僕は、「元」消防士。
今から8年ほど前、消防学校を卒業しました。
消防学校での半年間は、控えめに言って「きつい」のひとことでした。
詳しくは≫【断言】消防学校は厳しいです【具体例3つ/それなりの覚悟がいる】の記事でまとめてあります。
とはいえ、消防士を辞めて民間へ行って感じることは、
消防学校は、結局のところ「イージー」
ということでして、悩んでいる新人消防士さんへ向けて、本音をぶっちゃけつつ、気持ちが軽くなるアドバイスをしたいと思います。
4000文字ほどです。ぜひ、最後までお付き合いくださいませ。
✅消防学校がきつい人へ|5つのアドバイス

下記のとおり。
なお、下に行くにつれ、「ぶっちゃけ度」がどんどん上がっていきます(笑)
- ① きついのは、皆も同じです
- ② 教官だって、1人の人間です
- ③ 無理する必要は一切ないです
- ④ 実質パワハラなので、無視してOK
- ⑤ 消防学校が厳しいのは「犬」に育て上げるためです
上記です。
消防学校は、たしかにきついかもです。とはいえ、考え方次第では余裕。
もしかしたら、きつい環境のせいで「思考が凝り固まっている」かもなので、この記事でスッキリしていただけたらと思います。
詳しく解説します。
☑アドバイス①|きついのは、皆も同じです【あなたは悪くない】
あなたは、そこまで「落ちこぼれ」じゃないです。
- 自分ができないことは、周りも当然できない
- 自分がきついと感じる訓練は、周りもきつい
- 優秀そうに見える人は、「上手にやっている」だけ
上記です。
全然、落ち込む必要なんてないですよ。
腕立てエンドレスとか、ランニングしまくりとか、、、。
とはいえ、それは「当たり前」でして、わざとキツイ訓練をやらせているので無理はないですよ。
余裕で訓練をこなされると、消防学校のメンツがつぶれちゃうので(笑)
✓できないのは、悪いことじゃないです
結局、「消防学校がきつい」と感じる人は、下記です。
- 周りができることが、自分にはできない
- 自分だけが、教官に怒られる
- 周りから、「使えないやつ」という扱いを受けている
こんな感じ。いわば「劣等感」でして、こういう思考はどんどんネガティブになるので、やめたほうが良いです。
さらに言うと、劣等感を感じる必要はゼロでして、消防学校ではきつい思いをしておいたほうがいいです。
✓消防学校では、「できない」ほうがいい
逆に、消防学校できつい思いをしていれば、戻ってからが圧倒的にラク。
消防署では、消防学校よりも「できない」を痛感します。
なぜなら、周りには先輩しかいないから。
今のうちに「できない自分」に慣れておいたほうが、最終的に強いですよ。
☑アドバイス②|教官だって、普通の人間です【全く怖くない】
とにかく、教官の怖さにおびえて半年間を過ごすのはもったいないです。
- 人命救助ではなく、教官に怒られないために頑張る
- 教官に怒られると落ち込んで、気持ちが萎える
- 教官が怖くて、質問できない
上記のような状態。
消防学校は、「勉強するところ」なので、上記だと方向性が間違っていますよね。
質のいい勉強のためには「恐怖心」は要りません。
✓教官は、別にエラくない【普通のヒトです】
結論として、教官は全くエラくなくて、エラそうにしているだけですよ。
つまりは、下記です。
- あなたより、少し早く消防士になっただけ
- 権威性を保つために、手当たり次第に怒っているだけ
上記です。消防学校を一歩出れば、あなたと同じ「チョー普通の人間」ですよ。
例えば、僕が消防学校のとき、めちゃくちゃ怖い教官がいたのですが、、、。
なんと休日に、奥さんと買い物してるところに出くわしたことがあります。
ロボットみたいに笑わない教官が、奥さんと子供と笑顔でおもちゃコーナーにいました。
めっちゃ普通じゃないですかね。ビビる必要なんて一切ないです。
下手したら、休みの日は家でめっちゃゲームしてる可能性すらありますからね。
怖い奥さんに猛烈に家事を押し付けられてる可能性だってあります。
教官=怖くて、雲の上の存在みたいな思考は、不要です。
☑アドバイス③|無理する必要は一切ないです【サボればOK】
消防学校がきつい理由として、
- 逃げ場がどこにもない
- つらくても休めない
上記のような錯覚を覚えることがあげられるかと。
こういった根性論は、いきすぎると自分を追い込むだけですよ。
消防学校はたしかに外へは抜け出せないですが、とはいえサボることは可能です。
- 『体調が悪いので、少し休ませて下さい』
- 『めまいがします』
例えば上記を訓練中に、真顔で教官に言ってみてください。
100%、『休んでいい』と言われます。
なぜなら、消防学校であまりにも無理をさせて病人を出すと、めちゃくちゃ上から怒られるから。
✓消防学校では、「上手くやる」ことでストレスを減らせる
下記のとおり。
- 自分が苦手な訓練は、裏方に徹する
- 分からないことは誰かに先にやらせ、見て学ぶ
- 得意なことは、積極的にやってアピール
こんな感じ。
結論として、教官に怒られないタイプの消防士は、ほぼこのあたりですよ。
なので、応急はしごの訓練は必ず指揮者、ポンプ操法なら1番員、とかってロープワークを避けつつ訓練してましたからね。とはいえ、このくらい普通です。
トレーニングなんかもそうで、ぶっちゃけずっと教官がみているわけではないので、腕立て中に目を盗んで休むとか、全然アリです。
無理せず、上手にやりましょうよ。無理しても、あんまり意味ないです。
☑アドバイス④|実質パワハラなので、無視してもOK【我慢は良くない】
さてさて、このあたりから「ぶっちゃけ」ていきます(笑)
結論から言うと、下記です。
- 消防学校の指導は、明らかに「パワハラ」
- 仮に、理不尽な説教を録音して訴えたら100%勝てる
- 実際、パワハラが問題になり辞めさせられた教官もいる
上記のとおりです。
詳しくは、≫【悲報】消防士のパワハラが無くならない理由(対処法は3つある)の記事をどうぞ。
今の時代、パワハラってめちゃくちゃ世間から批判されますからね。今後は余計に加速していきます。
昔とは違い、今は「パワハラした側が100%悪い」というのが通説。
なので、「限界だ」と思ったら、その教官をパワハラの加害者として訴えちゃえばOK。
そうでなくても、消防本部にチクるとか、学校長に直談判するとかも、全然アリです。
✓教えるのではなく、怒るための施設になっている件
消防学校は、勉強するためにあるといいましたが、、、。
怒ってばかりで、効率的な勉強になっていないことも多いです。
例えば、下記のような感じ。
- 理不尽に怒り、訓練から外される
- 理不尽に、授業中に席を立たされる
- ロープの訓練なのに、グランドを走らされる
こんな感じです。ありがちですよね。
明らかに理不尽な指導をするのが消防学校でして、かなりオワコンです。
なので、あなたが病むのはおかしいんですよね。
我慢して、悪に屈するのは良くないです。
やり方が正しくない教育施設なので、あなたもそれなりの対応、それなりのやり方でOKです。
☑アドバイス⑤|消防学校が厳しいのは、「犬」に育てるためです【時代遅れの教育論】
ここについては、もはや「暴論」です(笑)
とはいえ、僕が消防士を辞めたのはこういった「おかしなところ」が多すぎたからです。
消防学校の教育によって生まれる人材は、下記です。
- 上司の言うことは絶対
- 「NO」と絶対に言わない
- 間違っていても、上司や組織の決めたルールに従う
上記です。まさに、「犬」じゃないですかね。
結論、消防学校がきつい理由は、「若者の鼻っ面をへし折って、文句を言わず黙って働いてくれる消防士を育成するため」です。
あなたは、「犬」になりたいですかね。
ちなみにですが、、、ぶっちゃけ「犬」として消防士になると、ラクです。
リストラは無いし、テキトーにワンワンしていれば勝手に階級も上がっていき、給料もあがります。言われたことだけやってれば、上司にはそこそこ褒められます。
とはいえ、それじゃあ人生はつまらないかと。
消防学校の教育方法は、明らかに「おかしい」ので、真面目に取り合わなくても大丈夫ですよ。
はい、こんな感じで5つのアドバイスでした。
結論、消防学校は大した場所じゃないので、別にビビらなくてOKって感じですね。
✅ぶっちゃけ、消防学校は「余裕」です

この記事を読んでも、『いや~、でもやっぱりきついんだよなあ』という人も多いと思います。
とはいえ、消防学校はハッキリ言って「超イージー」ですからね。
下記です。
- 怒られようが、落ちこぼれようが、クビは無い
- 絶対に、死ぬことは無い
上記のとおり。
いわば消防学校は「チュートリアル」なので、失うものが1つもありません。
☑怒られようが、落ちこぼれようが、クビは無い【楽勝です】
公務員なので当たり前ですが、「イージー」すぎませんかね。
例えば、『お前だけ、結索が遅かったからお前はクビだ』とか、『今から2分で、2階にいる人形を助け出さないとお前はクビだ』なんて言われることは100%ありません。
『授業中に居眠りした奴は、給料を下げる』などと脅される可能性もゼロ。ただ怒られるだけで終わりです。
民間企業にきて思ったのですが、、、。
民間は消防士と違い、仕事に関する成果によっては、社会的に抹殺される可能性があるんですよね。
例えば、会社で全く仕事ができなければ、減給かリストラは避けられません。
そして、そういう人は怒られもしません。秒速で、見捨てられるだけ。
能力が無い人を、民間の世界は誰も助けてくれません。人生詰みです。
消防士はどんなに無能でも、ただ怒られるだけでして、人生は詰みませんよね。
しかも、めっちゃイージーなのに、人の命を救うヒーローとして世間から見られます。
こんな「オイシイ仕事」はなかなかないので、少し怒られたり、体力がきつくても、乗り越えれるかと。
参考記事≫消防士のメリット5つ【超イージー/オイシイ仕事/僕は辞めました】
✓耐えられなければ逃げてOK【辞めた人は幸せに生きている】
最後に1つだけあり、下記です。
消防士は、辞めたければさっさと辞めるべき
上記です。
実際に消防士を辞めた僕のポジショントークだと思われるかもですが、、、。
本音なので、一応書きますね。
消防学校を、きつさに耐えられず途中で辞める人ってけっこういますよね。
結論、それはけっこう「正解」かもですよ。
あなたが、教官に怒られてグラウンドを走っている間に、辞めた人は家でのんびりゲームをしているかもです。
そして、きつい消防学校に耐え続けても、その先にはさらに理不尽で、きつい消防署での生活が待っているかもです。
向いてないな、と思ったら、行動は早いほうが良いです。
あまりにもきついなら、辞めちゃえばOKです。
≫【必読】消防士になって後悔している人へ【やるべき事はたった1つです】の記事をどうぞ。
別に消防士じゃなくても、人のために働くことはできますよ。
それでは、今回は以上です。
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